予算で内祝いを選ぶデメリット

受け取る側に誤解されやすい

内祝いとは身内の中でおめでたいことがあった時に周囲に報告することで、幸せのお裾分けをして共に喜びを分かち合うという意味が含まれています。結婚式の祝儀や出産祝いを貰った人に返礼品を送る時の目安は半返しや1/3返しが一般的です。しかし、事前に決めた予算の中で品物を選ぶ形を取ると、渡す相手が多くなるほど1人あたりに掛けられる金額が減ることになります。入学祝いのランドセルのように高額なお祝いを受け取った人に低予算の品物で返したことで、安く済ませられたと誤解されるケースも少なくありません。 インターネットを利用すれば受け取った品のおおよその金額は把握できる時代です。低予算でのお返しになりそうな時は、カタログギフトなど金額が分かり難い物を選ぶ必要があります。

選択できる品物が限定されやすい

事前に決めた予算の範囲で内祝いを選ぶことで起こりえる問題の一つが、選択肢の少なさです。コストダウンを図るために金額を低めに設定してしまうと、必然的に選べる品物が限られてしまいます。親しき中にも礼儀ありという言葉があるように、渡す相手が身内や友人でも貰った人が喜ぶ品物を贈るのが基本です。限られた予算内で相手の好みに一致させて、なおかつ値段を悟られないようにするという作業は簡単ではありません。内祝いはお祝いを受け取ってから1ヶ月に贈るのがマナーとされているので、一人ひとりに時間を掛けて選んでいると間に合わなくなります。 金額の上限を決めるという条件設定は費用を抑えられるのがメリットの反面、選択肢を狭めてしまうというデメリットもあるので注意が必要です。